足立区竹ノ塚の鍼灸整体師の日々雑感

足立区竹ノ塚の鍼灸整体師の日々の治療の症例や心と身体についての雑感

未分類

閃きは暇な時に

投稿日:

人間は植物ではなく、動物です。

植物は水と光から自前でエネルギーを生産できますが、動物は外部からエネルギーを取り込む必要がある為にどうしても動かなければなりません。

その為、動物の宿命として生きることはそのまま動く事になります。

人間も動物ですので「動ける」という事がとても大切になりますし、自然界では動けなければ生きていく事は出来ません。

自然界ではより上手に動ける事がより上手に生きる事に繋がるとも言えますが「動ける」と一言で言っても様々なレベルがあります。

プロのスポーツ選手だからといって日常で上手に動けているとは限りません。

◎感覚←→運動

動きというのは身体の出力にあたります。

ですので、入力にあたる感覚と常にセットで考える必要があります。

感覚があって運動があります。

動きだけで感覚を無視していては片手落ちです。

動きを調整するにあたりこの感覚を軽視する訳にはいきません。

微細な動きは微細な感覚がないと成り立ちません。

身体は無意識でも常にどの様な状態にあるかを感覚器と脳でモニタリングしながら動いています。

この無意識の感覚を意識に上げて磨く事が上手に身体を使う事に繋がりますし、それはそのまま上手に生きる事にも繋がるのではないでしょうか。

感覚がバカになっていたら上手に生きていけるはずがありません。

普段日常の生活の中では自分がどの様な状態にあるか意識しながら動いている人はあまりいないと思います。

何も意識しなくても洗濯物は干せます。

ビールを口に運ぶ事も問題なく出来ます。

よほどマニアックな人でないと洗濯物を干しいる時に、どこに重心がかかっているか、肘の角度はどのくらいか、指はどの様に使っているかなどを意識している人はいないと思います。

ビールは酔っ払ってくると口の手前でこぼれることがあります。

この様に日常の中で殆どの動きは意識しなくても目的に合わせて身体がある程度自動で行なってくれています。(酔っ払っていなければ)

やってみれば分かりますが、これらを少しでも意識に上げるとなると、かなりの集中力が必要となりますし、こういう事を日常やろうとしても気がついたらいつの間にか無意識に身体を使っています。

ちょっとやってみればどれだけ日常で無意識に身体を動かしているかという事がよく分かります。

◎心身一如

身体と心は別々のものではなく一つであるという事は東洋医学ではよく言われますが、その様に考えると身体を上手に動かせるという事は、心を上手に動かせるという事になります。

心身一如ですので身体の状態を観察する事はそのまま心の状態を観察する事となります。

心の状態によって身体は変化しますが、1日の中で少しでも今身体がどの様な状態なのかをチェックする習慣をつけてみると心の状態に伴い身体が変化しているのが分かってくると思います。

治療家という職業はどうしても仕事中は手や身体の感覚に集中する時間になりますので有り難い事に勝手に感覚が鍛えられます。

この様に感覚を意識に上げる時間を日常でも少し意識するとだんだん面白くなってきますので、マニアックな人にはオススメします。

特に手は感覚の入力ポイントが多い場所ですので、何かに触れるから離すまでの手の感覚を意識に上げるだけでもかなり効果があると思います。

◎運動←→感覚

上手に動く為には感覚を磨く事が大切である様に、

感覚を調整する時に動きを無視する訳にはいきません。

身体に痛みや痺れ、不快な感覚がある時は何かしら動きの問題がある場合があります。(そうでない場合もあります)

実際の臨床では単純に痛みなどを感じている局所ではなく、関係なさそうな離れた所の動きが悪くなっている場合が多く見られます。

整体ではこの一見関係のなさそうな場所の動きを改善する事で痛みや痺れなどの感覚を調整します。

運動←→感覚は常にセットとして考えます。

感覚の問題は運動からアプローチすると改善される事が多いです。

◎感覚を鍛える

感覚は力を抜いて止まっていると鋭くなります。

せかせかしているより、ゆったりしている時の方が自分の状態を認識しやすいです。

痛みはずっと動かず感覚が鋭くなった結果、ちょっとの感覚を増幅させて痛みと認識する事があります。

意識的に止まって感覚を鋭くさせるのと、動くべきものが動かずに感覚が鋭くなってしまったのは全く別の作用を及ぼします。

止まって力を抜いて感覚が鋭くなっている時に意識に上げる事でだんだんと早く動いている時でも感覚が鋭くなってきますので、まずは意識的に止まって力を抜いて感覚に意識を向ける事が大切になります。

◎判断は身体で

判断力は知識が必要ですが、知識をもっても判断がつかないものは直感で判断します。

直感の判断は「瞬間」であり、「何となく」が判断基準になります。

「瞬間」の判断も「何となく」も身体が選択しています。

理屈では無理な事でも身体は行けると判断する場合があります。

◎心を上手に動かす

心身一如ですので、身体の運動でホームランを打ったり、スリーポイントシュートを決めたりというスーパープレイは心に置き換えると「閃き」になります。

絶対無理な問題が閃きにより一点突破する時があります。

絶対無理な状況なのに何となくGoしたら上手くいく事があります。

力が抜けている時、ゆっくり動いている時に感覚は鋭くなりますので、心のスーパープレイである閃きを出す為には、リラックスや余裕が大切になります。

実は感覚を意識に上げる作業はそのままリラックスや余裕を生む作業になります。

せかせかしている時は今の身体の状態がどの様になっているかなど意識には上がりません。

意識に上げる作業は立ち止まり今を見る作業になります。

僕はある日突然バイトをクビになりいきなり暇な時間が出来た時に「鍼灸師になろう」と何となく思ってしまい今に至ります。

時間の余裕が閃きを生んだのだと今では分かります。

暇サイコー!

◎能動性の大事

植物は水と光を求めますが、自ら積極的に動く事はせずに植わった場所に適応して生きますのでその特性は受動です。

逆に自らエネルギーを生産出来ない動物には能動性が求められます。

能動的に動き移動するというのが動物の自然であると思いますので、止まり過ぎていると何かしら不自然な状態になり不具合が起こると考えます。

動く事の大事をよく理解したからこそ「動け!」と自分に言い聞かせていますがすぐに怠けて居心地の良い所に留まろうとしてしまいます。

こんな時は身体に任せます。

好きな音楽を聴いている時、嫌いな人が現れた時、新しい服を着る時、ドキッとした時、ホッとした時、

身体の変化を意識に上げてみると何かしらの発見があると思います。

ダンスや治療をやっていて良かったな〜と本当に思います。

暇サイコー!!

-未分類

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

集中力は子どもの頃に

集中力というのは子どもの頃に鍛えられるものだと思います。 子どもは物事を大きな視点で捉えるのは苦手ですが、同じ事をひたすら繰り返したり、一つの事に夢中になる事に関してはピカイチの才能があります。 遠く …

no image

痛みを感じるメカニズム 15 脳内の情報処理 二次痛 島皮質

◎島皮質 二次痛(C繊維)では島皮質は前帯状回と共に痛みに関する主要な部位として考えられています。 島皮質は側頭葉と頭頂葉を分ける溝の奥にあり、前部と後部でつくりや働きが分けられ「視床」からホメオスタ …

no image

痛みを感じるメカニズム 3 (下準備の知識 受容器 神経繊維)

引き続き下準備の知識として、 ◎痛みに関する局所の感覚受容器や神経について。 身体に対して危険を伴う刺激の事を、「侵害刺激」といい、通常害のない刺激を「非侵害刺激」と言います。 侵害刺激を伝える神経を …

no image

痛みを感じるメカニズム 2 (下準備の知識 神経について)

前回は、 人は原因が分かっている事に対しては安心する事、そして痛みに対してもそれは同じで、だからこそ痛みのメカニズムを正しく知る事が大切になっていく事。 痛みは、脳で感じる事。 そして、痛みは脳内の情 …

no image

東洋医学考  1 (東洋思想は自然観察と単純化)

東洋と西洋という分け方をしますが、世界は東洋と西洋に分かれているのでしょうか? 一般的には、西洋は細かく分けていく事で物事の真理に近づこうとして科目に分けて学ぶ、科学という学習体系が出来上がりました。 …

アクセス

住所
東京都足立区
西伊興4−4−9

営業時間
月〜金: 13:00 – 19:00
土日祝: 休診 – 時間外相談可

検索

このサイトについて

宮島治療室ホームページ

https://www.miyajimachiryousitsu.com

カテゴリー

住所
東京都足立区
西伊興4−4−9

営業時間
月〜金: 11:00 AM – 7:00 PM
土日祝定休 – 時間外相談可

ここには、自己紹介やサイトの紹介、あるいはクレジットの類を書くと良いでしょう。